シングル66と63の違い

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samnail2

シングル66と聞いて一番に気になるのはやはり「シングル63」との違いだろう。選出するポケモンの数が違うことで試合の進め方が違ってくるのはなんとなくわかるけど、具体的にどのくらい違うのだろう?多くの人はこの部分が非常に気になるはずだ。この記事ではその具体的な違いと、それを元にしたシングル66の魅力について触れてみる。

 

1. 66の選出では「最初に何を出すか」だけを考える

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シングル63の場合、対戦を開始してから最初に悩まされるのは選出時間の短さだ。対戦相手のパーティ6体のうちどのポケモンを出してくるのか、それらに対してどのポケモンを選出すればいいか、初手にどのポケモンを配置するべきか・・・など。選出の段階から考えることは多く、かける時間は多ければ多いに越したことはない。

しかしレーティングバトルにおいては時間はたったの120秒。フレンド戦にいたっては99秒しか選出に時間を使うことができない。どんなに凄いプレイヤーでも、たった2分以下で全てのパターンを想定して対応することはほぼ不可能だし、一度選出したポケモン達は対戦終了後まで変更ができないため、選出のミスも起こりやすい。

一方シングル66の場合、時間内に考えることは「初手に何を繰り出すか」ということだけで済む場合が多い。6体全てを選出する関係で、後続の組み合わせを考えて選出する必要がないからだ。初手に出したポケモンが相手の初手と相性が悪いことはあるが、その場合交換することで対応ができる。このことから、シングル63と比べて選出で勝敗が左右されることが少ないゲームだと考えてよいだろう。

 

 

2. 6体選出することで対応範囲がグッと広くなる

先ほど言ったとおり、シングル63では対応できる範囲に限界があり、特定のポケモンを出されるだけでゲームが終わってしまうことが非常に多い。

 

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たとえば、相手のパーティにニンフィアがいて、こちらはナットレイを選出する必要があるとする。相手のパーティにはファイアローがいるので対抗するためにウォッシュロトムも入れたい。更にこのままではヘラクロスが辛いので、対抗するためにシャンデラを選出したいところだ。

 

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しかしこの選出では相手のサザンドラに何もできない。選出候補のローブシンがいればサザンドラの対処ができるかもしれないが、ニンフィア、ファイアロー、ヘラクロスのどれに対して出しづらく、上記3体のうちどれかが欠けるとあっという間に負けてしまう可能性がある・・・相手の選出次第ではとても対応しきれない状況が作られてしまっている。

これは単なる例にすぎないが、シングル63ではこういう場面が頻繁に起きてしまう。相手はこちらのポケモンに対してこれを投げるだろう…という釣り選出※1も、相手の力量が分からない段階ではなかなか仕掛けづらいし、想定外の選出をされた際の事故率も相当なものだろう。

 

※1釣り選出とは、こちらのパーティを見せることで相手の選出を誘導し、こちらの選出を誘導する方法。例えば相手はヒードランに対してスイクンを繰り出すから、こちらは逆手に取ってボルトロスで倒してしまおう。というもの

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こんな場面も、6体全てを選出できるシングル66であれば対処が可能だ。先ほどのサザンドラの対処はローブシンに任せ、ローブシンが苦手なニンフィア、ファイアロー、ヘラクロスの対処は後ろのポケモン達に任せればいい。それぞれが得意とするポケモンの対処が申し分なく行えるので、満足がいくまで戦況を進めることができるのが66の良いところだ。

しかし当然ながら、相手も6体選出できるので簡単には崩すことはできない。サザンドラのために選出したローブシンも相手の後続ポケモンに対応されてしまうので、それを崩す立ち回りが当然必要になってくる。完璧に対応してくる相手6体の並びを、いかにして自分の6体で崩し勝利を掴んでいくか。詰め将棋のようなゲームメイク方式がシングル66の醍醐味とも言える。

 

 

3. 通常ポケモンの重要性が高い

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現状のルールでポケモン対戦をする上で、メガシンカするポケモンを入れないことは損だと言われている。つまりこれはメガシンカポケモンの持つポテンシャルの高さが圧倒的なものであるということであり、補完としてもエース級としても優れているこの「メガシンカ」というギミックを入れないことはそれだけ不利な状況を自ら作っていることだ。

特にシングル63においていえば、使用できるポケモンが3体に制限されるのだから、通常ポケモンより性能が高いメガシンカポケモンは当然選出したほうが良い状況は作りやすいだろう。そうなるとゲームの進め方としては、メガシンカポケモンをどのように活かすかというところに収束しやすくなる。

 

 

シングル66においてもメガシンカのポテンシャルの高さはシングル63と変わらず、当然「メガシンカ枠をどのように活かすか」という考えはこちらにも活かされてくる。しかしシングル63に比べると、こちらのメガシンカポケモンに対応するポケモンの数が増えているため、非常に対応されやすくなっている。そのために、メガシンカポケモンが対処された時のことを考え通常ポケモンで勝利するパターンも多く組み込んでおく必要があり、他のルールと比べて通常ポケモンの重要度が極めて高いルールといえる。

 

 

4. 複数のギミックを採用できる

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シングル63における戦術の中には、「トリックルーム」を活かした低速のパーティ、「天候」を利用した雨パーティや砂パーティなど、パーティに様々なギミックが採用されてきた。またパーティによっては複数のギミックを仕込み、相手によって使い分けるということもできただろう。

 

シングル66の場合、それらのギミックを複合して一度の対戦で使用することができるようになる。わかりやすく言うと、高速ポケモン軸のパーティに「トリックルーム」を入れることも、砂と雨のギミックを両方同じ対戦で使用することもできるということだ。

更、シングル63では「りゅうのまい」などの積み技が主体のパーティでは予め削りが欲しいので「ステルスロック」を入れたい…けど入れている余裕がないという、あとほんの少しの要素が足りないこともあるかもしれないが、シングル66の場合はその少しの要素を入れることができるので、シングル63では表現できないようなギミックをふんだんに使うことができるのだ。

 

 

5. 活躍できるポケモンが多い

                                                      ゴチルゼル ドククラゲ シャワーズ

「ゴチルゼル」「ドククラゲ」「シャワーズ」

これらのポケモンはシングル63では特定のギミックパーティ以外ではほとんど採用されないポケモンだが、シングル66においては単体性能が非常に高いポケモン達だ。シングル63ではメガシンカのパワーがインフレしており、それらに対抗するためには通常ポケモンの”数値”が重要とされてきたが、シングル66においては全てをメガシンカポケモンに対応させる必要はない。そのために、有利なゲームを進められるポケモンがシングル63以上に活躍できる。

ちなみに、それぞれのポケモンの強みの一例を挙げると

sゴチルゼル「こだわりメガネ」を持たせて特定のポケモンを確実に倒してサイクルを崩壊させる

sドククラゲ「こうそくスピン」でステルスロック、まきびしを無効化できる

sシャワーズ「あくび」で相手を牽制しつつ、味方を「ねがいごと」で回復できる

といった感じだ。シングル63では全く見かけないタイプの強みなので66を知らない人にとっては少し意外かもしれないが、どれも相手をした時の厄介度は非常に高い。

ちなみにシングル63で活躍しているポケモンはシングル66においても十分に活躍する。63ではいないが66で活躍するポケモンについては多く存在するが、その逆はほぼいないのだ。このことから、63に比べて活躍するポケモンの種類が多いゲームだと言えるだろう。


 

ここまでで5点、シングル63との違いについて触れてみた。この他にも対戦してみるとまだまだ違う要素があると感じるかもしれないが、それらに関しては「シングル66の特徴」として次以降の記事で触れていこう。


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